【61日目】100日旅するまめぴよ 「はらぺこのお月さま-8」暗闇の宝箱

100日曼荼羅アート 61日目-暗闇

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
【はらぺこのお月さま】
この本で出会ったうさぎたちは、”本の外からの旅人”を知らないという。
でも、お月さまは何かを知っていて、まめぴよの背中を押す。

この本はいったい……?

【61日目】100日旅するまめぴよ 「はらぺこのお月さま」暗闇の宝箱

暗闇

目を覚ますと、そこは暗闇のなかでした。

まめぴよ「ここはどこだろう?誰もいない……?」

真っ暗闇のなかに、まめぴよはひとり。
ときおり遠くでキラリキラリと光が点滅していたり、
さまざまな色をした星屑が上にも、下にもフワフワと流れていくような、
空も地面も分からない、そんな不思議な空間でした。

まめぴよ「ひょっとして、最後のページ。。。」

宝箱にあった絵本

まめぴよは、カバンの中に入れてある、宝箱に入っていた絵本を取り出しました。
この前に確認した時はぼんやりと絵が浮き出てきていただけでしたが、
いまでは、表紙の絵もタイトルもくっきり見えてきていました。

『はらぺこのお月さま 作・絵 まめぴよ』

まめぴよは、絵本を開きました。
ぺらりぺらりと、めくっていくと、
白うさぎたちとはらぺこのお月さまとのストーリーが描かれています。

最後のページまでめくることができましたが
そのページは、まっくろで、何もえがかれていませんでした。

まめぴよは、最後のページを見つめました。
「この絵本、最後のページまで、描かずにやめちゃったから、
 お月さまも白うさぎたちも、真っ暗闇に消えちゃったの……?」

まめぴよは、泣き出しました。

 「でも、どうして、最後まで絵本を描かなかったんだ?
  そもそも、どうして、こんな絵本があるんだっけ……?」

  コツン

まめぴよのあたまに、流れ星が当たったような気がしました。

「そうだ。。。ずっと、絵本を作るのが夢だったんだ。

 『絵本作りたいんだろ。自由に絵本を作ってごらん。』

 そう言ってもらえて、とってもうれしかったんだ。
 それから、ワクワクしながら、いろんなお話をつくり始めたんだった。。。」

まめぴよは、忘れていた過去を、どんどんと思い出し始めました。

「自分の思う世界を、思うままに描いていった。

 けれど、ストーリーを確認に持っていくと、
 詰め込みすぎだ、シンプルにしろ、って、何度直してもOKがもらえなかった。

 そのうち、何を削っていいのかも、何を描いたらダメなのかも、
 分からなくなってしまって。。。

 自分には、絵本作りは向いていないんだって。
 自分には、人に求められるような絵本は作りだせないんだって思って、 
 途中で、投げ出してしまったんだ。

 せっかく、チャンスを作ってもらったのに。。。」

まめぴよは、まっくろな最後のページに涙をこぼしました。

「どうして、自分のめざしたかった夢、忘れていたんだろう。」

銀色のちいさな宝箱

ぽとりぽとりと最後のページにこぼした涙が、銀色に光り出したかと思うと、
黒いページから、銀色のちいさな宝箱があらわれました。

その宝箱はカギがかかっていて開きません。

まめぴよは、ひとつ前のページで手に入れたカギをカバンから取り出し、
そのカギ穴に差し込んでみました。

すると、フタがパカッと開き、風がふきあがると、中から光が溢れだし、
まめぴよは、まぶしくて目を開けていられなくなりました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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