【51日目】100日旅するまめぴよ 「オズの魔法使い-7」西の魔女

100日曼荼羅アート 51日目-黄色い国

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
オズの魔法使い
ドロシーと飼い犬のトトは、ある日竜巻に巻き込まれ、家ごとオズの国に飛ばされてしまいました。カンザスの自宅に帰るねがいをきいてもらうため、大魔法使いのオズ大王に会うためエメラルドの都をめざします。それぞれに願いごとを持った、かかし、ブリキの木こり、ライオンと共に旅する物語。
(登場するキャラクターや内容・解釈は、ななのアレンジが結構加わっておりますので、ぜひ原作の『オズの魔法使い』のストーリーも読んで楽しんでみてくださいね!)

【51日目】100日旅するまめぴよ 「オズの魔法使い-7」西の魔女

ウィンキーの国

目を覚ますとそこは、ウィンキーの国のお城の中の一室でした。
ウィンキーの国は、そこに住む民たちはみんな黄色い服を着て、黄色い帽子をかぶり、家も、柵も、何もかもが黄色い色をした、黄色い国です。

ウィンキーの国のお城には、西の魔女が住んでいて、
ウィンキーの民たちは、西の魔女の奴隷として、毎日こきつかわれています。

まめぴよ「ドロシーはどこにいるのかな。本のお話のとおりだと、捕まっているはずだけど……。」
お城の中の一室で目を覚ましたまめぴよは、
切り絵のことをすっかり忘れて、ドロシーを探すことで頭がいっぱいになっていました。

そっと部屋を出ようとしたその時、
掃除係のウィンキーと出くわしてしまいました。

黄色いまめぴよ

掃除係「わぁ!おどろいた!!おまえ、こんなところでさぼっていると、西の魔女に、ムチで打たれちまうぞ!さっさと、持ち場に戻りな!」
まめぴよ「え?あ、……はい!」
まめぴよは、急いで部屋を飛び出しました。

掃除係は、まめぴよの全身黄色な姿を見て、ウィンキーの民と思い違えたようでした。
まめぴよ「そういうことか!ここの国のひとは、みんな黄色い帽子に黄色い服で全身黄色だから、全身黄色なんだ!じゃあ、ここのお城では、よそ者に思われないってことだよね!」

まめぴよは、出てきた部屋に戻り、掃除係に尋ねました。
まめぴよ「あの、ひとついいですか?数日前に女の子が連れてこられたかと思おうんですけれど、その子は今どこにいるでしょうか?」
ウィンキーの民「よその国から来た女の子のことか?その子なら、地下のキッチンで働かされてるとか聞いたけどな。」
まめぴよ「どうもありがとう!」

まめぴよは、急いで部屋を出て、階段を降りていきました。

西の魔女

階段では、別のウィンキーの民と出くわし驚きましたが、「おつかれさま」と声をかけられました。
まめぴよは、やっぱり自分はウィンキーの民に間違われることを確信し、
隠れる必要はなさそうだと、隠れることなく、急いで地下を目指しました。

まめぴよが、とにかく地下を目指そうと、らせん階段を下りている途中、
後方から突然に、声がしました。

魔女「おい!!そこのもの、とまれ!!」

西の魔女は、とても落ち着きのない人でいつもお城の中をウロウロとしていました。
まめぴよにはオデコの印があるので、
悪い魔女である西の魔女には、まめぴよがよそ者であることにすぐ気がついてしまいました。

西の魔女は、ヅカヅカとまめぴよのそばまでくると、言いました。
魔女「この城の出入り口は、私に許可なく開けることはできないというのに!いったいどこから入ってきた?!」
魔女はムチをふり上げましたが、まめぴよのオデコの印を正面から見て、手を止めました。
オデコの印のあるものには、手を出せません。

魔女「オデコの印を持っているものが、この城に二人もいるとは!!まさか、私の命を狙いに来たのか……?」
まめぴよは、やっぱりドロシーは、このお城に居るんだ!と思いました。
そして、魔女は、ジロジロとまめぴよを見ると、ニヤリと笑いました。
魔女「あぁ……、お前は、本の外からの旅人か。それはいい。」

まめぴよは、魔女に手をロープで結ばれ、地下へ引っ張られていきました。

まめぴよ「……本の外からの旅人のこと、何を知っているの?」
魔女は何も答えませんでした。

しかし、地下に連れていかれるようなので、
ドロシーに会えるかもしれない!と不安の中にも期待がありました。

地下のキッチン

西の魔女に連れられ、まめぴよはめざしていた地下のキッチンに辿り着きました。

魔女「ムチで打たれたくなければ、ここでずっと、ナベみがき、床みがきをしているがいい。本の外からの旅人よ、お前が暗闇を恐れていることは知っておるぞ。昼も夜も分からない、この地下でいつの間にやら夜を迎え、暗闇にのまれて消えてしまうがいいさ。」
まめぴよ「暗闇……!!そんなことになるもんか!」
魔女「ハッハッハ!お前がこの城の地下から逃げ出す時間などありはしないぞ!」
まめぴよは、手のロープを外されると、乱暴な魔女にドンと背中を押されて、階段からコロコロと床に転げ落ちました。

まめぴよ「いたた。。。」
魔女「痛いだと?そんなまるい体で、痛みなどあるものか!……ん?」
魔女はキョロキョロとキッチンを見回して言いました。
魔女「あの小娘はどこだ??どこで油を売っている!見つけたらただじゃすまんぞ!」

すると、物陰に隠れていたドロシーが現れ、
掃除用のバケツにいっぱいの水を、魔女に向かってバシャっとかけました。

ドロシー「まめぴよに、なんてことをするの!!きたない水でもかぶってしまいなさいよ!」

黒砂糖のように…

ドロシーはバケツを投げ出し、床に転がっているまめぴよに、かけよりました。
ドロシー「まめぴよ、だいじょうぶ?あなた、こんなヒドイところにまで来てしまうなんて。」
まめぴよ「ドロシー、どうもありがとう。……それよりも、ねぇ、あれ見て?」
まめぴよは、魔女をゆびさしました。

ドロシー「なんてこと?!」

魔女「小娘め~!!なんてことをしてくれたんだ!!」
魔女は、水蒸気のようなものを出しながら、まるで黒砂糖のように、溶けはじめていました。
魔女「おのれ、ゆるさんぞ~……!」
と、あっという間に魔女は、ドロドロに溶けてしまいました。

ドロシー「びっくりしたわ!魔女がお水で溶けてしまうなんて!」
まめぴよ「ドロシーって、すごいよね。」
ドロシー「それよりも、せっかく磨いた床がだいなしだわ!」
そう言って、ドロシーは、魔女のドロドロで汚れた床を水で流して、キレイに掃除しました。

ドロシー「これで、私も、ウィンキーの民たちも、もう奴隷じゃないわね!そして、約束を果たしたから、オズ大王にお願い事をかなえてもらえるわ!!」
まめぴよ「よかったね、ドロシー。」
ドロシー「まめぴよのおかげよ、まめぴよと魔女と地下へ下りてくるのが分かったから、わたし隠れて魔女を困らせてやろうと思っていたの。うさばらししたかっただけだけど、まさか、魔女が水で溶けてしまうなんて!」

すると、キッチンのバケツの中から切り絵があわられました。
ドロシー「ねぇ、まめぴよ、バケツの中からこんなものが出てきたわ。これ、使えるかしら?」
まめぴよ「ありがとう。この切り絵で、次のページに進めるよ。」
ドロシー「よかったわ!それじゃあ、これ。」
まめぴよは、切り絵を受け取りました。

ドロシー「わたし、あなたが旅の目的を果たせること、祈ってるわ!」
まめぴよ「うん、ありがとう。ドロシーも無事にカンザスに帰ってね!」
ドロシー「えぇ、ありがとう!!」

まめぴよは、ドロシーから受け取った切り絵を、
新しいページに貼りつけました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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