100日曼荼羅アート 31日目-ウェスタンランド
☆まめぴよが現在迷い込んでいる場所
【『東京ディズニーランド』のガイドマップ】
本棚にしまってあった、ディズニーランドのガイドマップに迷い込んでしまいました。
ガイドマップなので、本のときのような登場人物は存在して居ないようです。
【31日目】100日旅するまめぴよ 「東京ディズニーランド-7」
鉱山
まめぴよと、モモが目を覚ますと、
なんと、レトロな列車に乗り込んでいる状態でした。
シュシュシュシュ・・・ゴゴゴゴゴ・・・
まめぴよ「この列車、ものすごいスピードで走っているよ!」
モモ「ここって、鉱山だよね!」
まめぴよ「このまま走っていくのかな、どうにか止めないと、切り絵を探しに行けないよ!」
1840年代のゴールドラッシュ時代に、
億万長者を夢見て、たくさんの人々がこの山に集まりました。
そんなゴールドラッシュも過ぎ、廃坑となったこの山は
無人の暴走列車が走り続けています。
暴走列車
なんとか、先頭車にうつって列車を止めたいところですが、
ものすごい勢いで走るため、なかなか列車をうつることができません。
そうこうしているうちに、炭鉱のトンネルに突入しました。
モモ「上り坂だから、スピードが落ちたね!今のうちに飛び降りようか!」
まめぴよ「うん!」
ふたりは、暴走列車の車両から飛び降りました。
炭鉱のトンネル
列車は大きな音を立て、再びものすごいスピードを出し走り去っていきました。
炭鉱のトンネルの中、二人は取り残されました。
トンネルの壁いちめんがキラリキラリと輝き、まるで星空のようです。
まめぴよ「なんてきれいなんだろうね。」
モモ「それよりまめぴよ、けっこう奥まで来ちゃってる。はやく鉱山の外に出よう!」
ふたりは、トンネルの入り口へ向かって歩き出しました。
西部の町
炭鉱のトンネルの入り口を出ると、西部の町が広がっていました。
すると、銃撃戦でしょうか、銃声が聞こえてきました。
まめぴよ「あれ、誰もいないはずなのに、どうして銃声が?」
モモ「わからないけれど、右のお店の横と、左側の馬車のウラ見て!」
酒場と思われる店の横と、馬車のウラ側から、時おり黒い影がチラリ、チラリと見えます。
まめぴよ「銃撃戦だね。」
ふたりは、そっと身をひそめました。
ヒソヒソ声で、モモが言いました。
モモ「みて、まめぴよ、バーの横にある看板。」
まめぴよ「あ!看板に切り絵がついてる!」
モモ「でも、あんなところに取りに行ったら流れ弾に当たっちゃう。なんとかして、あの看板に近づかないと…、もう太陽が沈みかけてる。」
まめぴよ「ねぇ、モモ、よく見て!あの切り絵、上に赤いライトが点灯してる!」
モモ「あ!シューティングゲーム用のライトと同じだ!」
まめぴよ「きっと、あれを打てばいいんだよ!」
モモ「でも、銃はどこに?」
まめぴよ「えぇと…」
ふたりはあたりを見まわしました。
まめぴよ「みて!あそこの岩に立てかけてある。」
ふたりは、銃の立てかけてある岩の陰にそっと移動しました。
まめぴよ「これ、弾が2つしか入ってないよ。」
モモ「じゃあ、あそこの岩から打つんだね!…まめぴよ、これ得意?」
まめぴよ「うん、たぶん…。」
モモ「じゃあ、まめぴよに任せた!私こういうの全然ダメなの。」
まめぴよ「う、うん、じゃあ打ってみる…。」
まめぴよ「弾は二発。失敗…できないもんね。」
集中、集中…
まめぴよは、よく狙って銃を撃ちました!
一発目、モモの切り絵の上にあるライトに当たりました!
すると、手元に切り絵がヒラリと現れました。
モモ「すごいよ、まめぴよ!その調子!」
しかし、まめぴよが銃を撃ったせいで、銃撃戦中のガンマンたちに
まめぴよたちの存在がバレてしまい、
こちらにも、銃口を向けられることとなってしまいました。
バァン・・・パァン・・・
モモ「こっち打ってきてる!これじゃあ、的を狙えないよ!」
まめぴよ「それに、見てあっち、まわりから暗闇の波も迫ってきちゃってる!」
モモ「どうしよう…私たち、暗闇にのみ込まれちゃう!」
…と、突然銃声がとまりました。
銃を撃ってきていたガンマンたちが暗闇の中に消えていったようです。
まめぴよ「あ!切り絵の的も暗闇にのみこまれそう!」
まめぴよは、すばやく銃を構え、最後の一発を打ち込みました。