【43日目】100日旅するまめぴよ 「星の王子さま-11」黄色いヘビ

100日曼荼羅アート 43日目-黄色いヘビ

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
星の王子さま
フランスの作家であり飛空士でもあったサン=テグジュペリによって書かれた物語。
砂漠に不時着した飛空士が、宇宙のどこかの星からやってきた小さな王子さまと出会います。
(登場するキャラクターや内容・解釈は、ななのアレンジも結構加わっておりますので、ぜひ原作の『星の王子さま』のストーリーも読んで楽しんでみてくださいね。わたしは、こちらの翻訳が読みやすくて好きです→【星の王子さま】)

【43日目】100日旅するまめぴよ 「星の王子さま-11」黄色いヘビ

砂漠

目を覚ますと、そこは砂漠でした。
まめぴよは王子さまを探しましたが、
あたりを見回しても、砂漠には誰もいません。

「王子さま、もう、ヘビに会いに行っちゃったのかな……。もう一度、会いたいよ。」
まめぴよは、泣き出しました。

砂漠の声

まめぴよは、砂漠を歩き回りましたが、誰もいません。
まめぴよは、つぶやきました。
「このページでは、ひとりぼっち、なのかな……。」

 「人のなかに居たって、ひとりぼっちだって思ってたろ?」

ドキッとすることばが、右のほうから聞こえました。
あたりを見まわしましたが、誰もいません。
まめぴよ「だ、だれ?」

 「どこに居たって、ひとりぼっちだってことは、気づいてんだろ?」

今度は、うしろから声がしました。

 「元の世界のこと思い出してみなよ。」

つぎには、左側から声がしました。
しかし、誰もいません。

まめぴよ「いつもひとりぼっちな感じは、してたけど……。」

 「よくわかってるじゃないか。」

そして、正面から声がしました。

黄色いヘビ

最後には、足もとから声がしました。

「足元、見てみなよ。」

足もとに目をやると、砂漠の砂の色によく似た黄色いヘビが土から頭を出していました。
ひとかみすれば、30秒で人を殺すことができてしまうくらいの猛毒を持った黄色いヘビです。
まめぴよはおどろき、しりもちをつきました。
まめぴよ「毒ヘビ?!!」

ヘビ「毒ヘビだからって、恐がるこどないよ。きみにかみつくことは無いから。」
まめぴよ「……そうなの?」
ヘビ「だって、今夜、かみつく約束があるからね。いま、いたずらに毒を使うわけにはいかないのさ。……まぁ、きみの心にも、わたしの毒は必要そうではあるけども。タイミングが悪かったね。」
まめぴよ「かみつく約束?今夜なの??ねぇ、お願い、王子さまにかみついたりしないで!」
ヘビ「きみは関係ないだろう?彼と僕との約束さ。」
まめぴよ「変えられないの……?」
ヘビ「約束は約束だよ。気にすることないさ、きみは夜が来る前に次のページへ旅立たなければならないんだし。」
まめぴよは、涙をぽろぽろとこぼしました。

ヘビ「泣いてるのかい?きみは、おかしなやつだな。」

ヘビ「そんな、どこでも独りぼっちのきみを救うために、かみついてあげたいところだけど、今日は先約があるからな。ざんねんだね。……これ、持っていきなよ。」
ヘビは、切り絵を差し出しました。

まめぴよは、涙をこぼしながら、切り絵を自分の黒い本に貼りつけました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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