【38日目】100日旅するまめぴよ 「星の王子さま-6」ランプ係

100日曼荼羅アート 38日目-ランプ

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
星の王子さま
フランスの作家であり飛空士でもあったサン=テグジュペリによって書かれた物語。
砂漠に不時着した飛空士が、宇宙のどこかの星からやってきた小さな王子さまと出会います。
(登場するキャラクターは、ななのアレンジも結構加わっておりますので、ぜひ原作の『星の王子さま』のストーリーも読んで楽しんでみてくださいね!)

【38日目】100日旅するまめぴよ 「星の王子さま-6」ランプ係

ランプ係

この日も、まめぴよは渡り鳥の繋がれたブランコに座って目を覚ましました。
目の前に現れた星は、いままでで一番の小さな星でした。
星には、街灯が一本とそれをつけたり消したりしている男がいました。

「あ、あそこは、ランプ係さんがいる星だ。」
まめぴよは、自分の本棚にあった『星の王子さま』の本の内容を思い出そうとしました。
「あのひとは、どうしてあんなに街灯をつけたり消したりしているんだっけ…?」

1分が1日

まめぴよ「あのう…、こんにちは。」
男は、街灯を消し、まめぴよに言いました。
男「お前さん、いまは、おはようだでよ。」
まめぴよ「あ、すみません、おはようございます。」
男はハンカチで、額の汗をぬぐいました。
まめぴよ「忙しそうですね。」
そして、男は街灯に光をともしました。
男「そりゃあこの星では、1日が1分だから、休む時間なんて無いだでよ。」
まめぴよ「1日が1分!1分の間に、つけたり消したり…、なぜ、そうしなければならないのですか?」
男「それは、それが命令だからだでよ。これで、おはようさんだな。」
男は街灯を消しました。

まめぴよ「命令って、誰の命令なのですか?どういうワケで街灯が必要なんですか?」
男「お前さんは質問が多いなぁ!命令は、命令だでよ。そこにワケも何も無いでよ。」
男は、とにかく命令に忠実なのでした。
まめぴよ「でも、このままでは、倒れてしまいそうですけれど…。」
男「毎年毎年、この星は早く回るようになっていて、1日の長さがどんどん短くなっていく。それでも命令は変わらない、それが悲劇の悲劇たるゆえんだでよ!」

男は街灯をつけ、つぶやきました。
男「あぁ、おらは、ほんとうに眠る時間が欲しいでよ。」

命令に従うこと

まめぴよは、男から少し離れて夕陽を眺めました。

この街灯が、どこの誰に役に立つのかは、まめぴよには分かりませんでしたが、
ランプ係の男は、自分のためでないことに、汗水を流し働いていることは分かりました。
でも、まめぴよは思うのでした。
「自分の身体や心のことを後回しにしてまで、命令に従うって正しいことかな…?」

まめぴよは、再び夕陽を眺めました。
この星では、1分に1回夕陽を眺めることができます。

 また、会いに来てね。

まめぴよは、王子さまに言われた一言をぼんやり思い出していました。
「王子さま、どのページにいるんだろう…。」

この日もまた、小さな流れ星が、
キラキラと音をたてながら、まめぴよの手元に切り絵を運んできました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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