【72日目】100日旅するまめぴよ 「ゆずいなり-1」雲の上

100日曼荼羅アート 72日目-雲の上

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
【ゆずいなり】
ゆずという名の神使のキツネが、ある村におりたったときのおはなし。
・・・まめぴよの作りかけた未完成の絵本の世界のようですが…。

【72日目】100日旅するまめぴよ 「ゆずいなり-1」雲の上

雲の上

目を覚ますと、足もとフワフワ。
なんと、そこは、雲の上でした。

まめぴよ「え?死んでないよね……?」

あたりをみまわすと、『銀河鉄道の夜』の世界とは全く違う様子。
新しい本の世界にやってきたようです。

そこへ、話し声が聞こえてきました。

「あいつったらさ、ほんと変わってるよなぁ!」
「変わってるのは毛並みだけじゃないね!また今日も踊るんだって!」
「行ってみよう!」

まめぴよ「白銀のキツネさんたちが歩いてる……。雲の上の……?」

まめぴよの絵本

まめぴよは、雲の上の白銀キツネを見て、ある絵本を思い出しました。

そしてカバンから、
『銀河鉄道の夜』の世界で見つけた、黒い絵本を取り出すと、
表紙の黒色が薄くなってきていて、表紙の絵柄が浮き上がってきています。
そして、1ページ目をめくることができました。

まめぴよ「今度は、この絵本の中に来たんだ。でも、本棚にしまってあるこの本は……。」
その絵本とは、『ゆずいなり』。
まめぴよが、もとの世界で描いた未完成の絵本、2冊目です。

この絵本を描くときも、
『はらぺこのお月さま』で絵本を作ることをあきらめたあと、
数年後、知り合いに背中を押してもらえたのでした。

 「絵本を描く夢、もういちど挑戦しようよ!!絵本なら任せて!私が校正してあげる!」

自信をすっかり無くして、いちどやめた絵本作り。
再び絵本を描き始めるきっかけをもらえ、とても嬉しかったまめぴよでした。
そして、いくつかの候補から『ゆずいなり』という絵本を描き始めましたが、
あることがきっかけで、描き続けることができなくなってしまったのです。

まめぴよ「どうして、描けなくなったんだったっけ……?」

今回の絵本のことも、よく思い出せないまめぴよでした。

黄金色のキツネ

にぎやかな笑い声が聞こえてきました。
まめぴよは気になって、笑い声のするほうへ行ってみることにしました。

白キツネたちが、集まって大笑いをしています。

「いいぞ、ゆず!」
「あははは、うまいうまい!」
「もっとまわって!」

その白キツネたちの中心には、黄金色をした毛並みのキツネがいました。

ゆず「よっ、はっ」

ゆずと呼ばれるそのキツネは、
雲の下から聞こえてくる祭ばやしに合わせ踊っているのでした。

まめぴよ「……ゆずだ!!」

と、思った瞬間に、
足もとの雲がモクモクとふくらみはじめたかと思うと迫ってきて、
まめぴよは、すっかり雲に包みこまれてしまいました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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