100日曼荼羅アート 26日目-ワールドバザール
☆まめぴよが現在迷い込んでいる場所
【『東京ディズニーランド』のガイドマップ】
本棚にしまってあった、ディズニーランドのガイドマップに迷い込んでしまいました。
ガイドマップなので、本のときのような登場人物は存在して居ないようです。
【26日目】100日旅するまめぴよ 「東京ディズニーランド-2」ワールドバザール
ふたり旅の始まり
まめぴよは、ディズニーランドの入り口となる【ワールドバザール】で目を覚ましました。
前のページで出会ったモモも、となりで目を覚ましました。
まめぴよ「ページ、いっしょに進めるみたいだね。」
モモ「そうね!心強いわ!」
ふたり旅が始まりました。
旅の目的
モモ「まめぴよはさ、何の目的で本の中に来たの?」
まめぴよ「えぇと、本の中の人たちによく聞かれるんだけど、どういうことなのかな…?」
モモ「うーん、そうだなぁ…」
モモは、腕を組み立ち止まりました。
モモ「私、シンガーソングライターになる夢があったの。」
まめぴよ「それはステキだねぇ!」
モモ「…でね、新しく知り合った同年代のシンガーが、ほんと、いい歌作っててさ。私、その子を尊敬してたのだけど、だんだんと嫉妬もしてきちゃったっていうか…その子をスゴク意識するようになっちゃったんだ。焦りからか、自分の歌、思うように書けなくなってしまったの。そのうち、目指す夢が分からなくなっちゃったみたいな、ね。」
まめぴよ「そっかぁ…。」
モモ「そんなところにね、本の中に入る機会がやってきたかんじ。」
モモ「私の旅の目的は、自分の夢に必要なこと、探しに来た感じ、なんだと思う。」
まめぴよ「その目的、見つかったの…?」
モモ「うん、ひとつ前の本でね。他人を意識せず、自分自身を表現をする強さ!それを見つけられたの!」
まめぴよ「そうなんだね!よかった!」
モモ「それ、見つけたからさ、本の世界から出られるのかと思ってたんだけど、まだ出られないみたい。」
まめぴよ「目的を見つけても、旅は終わらない…?」
モモ「うん、私はそんな感じ。まめぴよも、夢、あるから本の中に来たんでしょ?」
まめぴよ「…へへへ、そういうのは特になくて。ふつうに会社で働いてたかんじ。うん。」
まめぴよは元の世界のことを、詳しく思い出そうとしましたが、思い出そうとすればするほど、記憶がぼんやりしてきて、よく思い出せません。
モモは、考え込むまめぴよを見つめました。
モモ「ねぇ!見てよまめぴよ!アイスクリーム屋さんだ!!アイスクリーム好き?」
まめぴよ「…うん、だいすき。」
モモ「ね、入ってみようよ!」
店内は、白い壁に、白いテーブル、白いイスが並んでいます。
カウンターには、ソフトクリームがふたつ置かれていました。
大きなワッフルコーンに、ミルクのソフトクリーム。
チョコレートソースとカラフルチョコレートがトッピングされ、クッキーがささっています。
モモは、まめぴよをイスに座らせると、カウンターからソフトクリームをもってきました。
モモ「すごいね!これ、食べれるみたい!」
まめぴよ「うれしい!美味しそうだね!」
ミルク感たっぷりのソフトクリームは、つめたくて、あまくて、でも後味がさっぱりとしていました。
ふたりがソフトクリームを食べ終えると、
テーブルの上に黒色と紫色の切り絵が一枚ずつ現れました。