【74日目】100日旅するまめぴよ 「ゆずいなり-3」小さな村へ

100日曼荼羅アート 74日目-田植え

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
【ゆずいなり】
ゆずという名の神使のキツネが、ある村におりたったときのおはなし。
・・・まめぴよの作りかけた未完成の絵本の世界のようですが…。

【74日目】100日旅するまめぴよ 「ゆずいなり-3」小さな村へ

小さな村

雲にのみこまれたまめぴよは、
気づくと、そこは、田んぼのあぜ道。

わらぶきの家がぽつりぽつりと並ぶ、小さな村にやってきたようです。
お日さまがあたたかく降り注ぎ、静かな風が吹いていました。

田植え

田んぼのあぜ道を歩いていくと、なにやら歌声が聞こえてきました。
歌声の主は村人たちで、みんなで楽しそうに田植えをしているのでした。

みんなで列になり、歌を歌いながら、腰につけている苗を
ひとたばひとたば、つかみとり、ていねいに植えています。

と、その村人たちの仕事のようすを見ていると、
見覚えのあるキツネが、その村人たちの中にまぎれて田植えをしていました。
赤いえりまきはしていませんが、ゆずに違いありません。

まめぴよは、近寄って、あぜ道から声をかけました。
まめぴよ「ねぇ、ゆずだよね?」

黄金色のキツネは、まめぴよを見ると驚いた顔をしましたが
そのあとニッコリ笑うと、田植えに戻りました。

村人「おやおや、この辺じゃ見かけない子だね!」
村人「手が空いてたら、手伝っておくれ!」

まめぴよ「あ、はい!手伝います!」

と、まめぴよも田植えを手伝うことになりました。

まめぴよは、ゆずの隣に並んで、こっそり声をかけました。
まめぴよ「ねぇ、ゆず、いつごろ地上に降りてきたの?」
しかし、キツネは、ニコニコするだけでまめぴよの質問には返事をせず、
だまって田植えを続けるのでした。

だまったままのゆず

村人「やぁ、飛び入りさん、助かったよ!今日はここまでだな!」
村人「田植えは、みんなでやるにかぎるのう!あっはっは!」
村人「おつかれさん!!また、あした!!」

村人は、ちりぢりに家へと帰っていきます。
ゆずは、ニコニコと、だまったまま、村人たちに手を振り見送っていました。

まめぴよ「ゆず、どうしちゃったんだろう……?」

「ねぇ、ゆず……」と、もういちどゆずに話しかけようとしたところ、
まめぴよ「え?ウソ……!!」
大きなつむじ風が迫ってきて、
あっという間にまめぴよをグルグルと巻き込み、空へ飛んで行ってしまいました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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