100日曼荼羅アート 25日目-ディズニーランドホテル
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【25日目】100日旅するまめぴよ 「東京ディズニーランド-1」ディズニーランドホテル
新しい世界
まめぴよが、目を覚ますと、雲海の景色は消えていました。
まめぴよは、豪華なホールの真ん中に倒れていました。
ぼんやりする頭をおさえながら、起き上がりました。
どうやら、西遊記の本の世界を抜け出したようです。
「ここは、どこだろう…?」
まめぴよは、建物の外に出てみることにしました。
![まめぴよ](https://mandala.mamera.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/mamepiyo.jpg)
新しい本の世界かな…?
大きな建物
外に出て、建物を見上げてみると、とても見覚えてのある建物!
「ディズニーランドホテルだ…!」
まめぴよは、目を輝かせました。
「でも、どうしてココに…?」
建物を見上げていると、
「ねぇ、ねぇ!」
建物から女の子が出てきました。
女の子「あなた、本の外から来たんだよね?」
まめぴよ「うん。そうだけど…」
みると、女の子の片手には、紫色の本がかかえられていました。
まめぴよ「ひょっとして、あなたも本の外から来たの?」
女の子「そうよ!私も、本の外からの旅人っていうやつ。」
女の子は、笑って答えました。
女の子は右手を差し出し言いました。
モモ「はじめまして、私はモモ。」
まめぴよ「はじめまして、まめぴよ…です。」
ふたりは握手をしました。
モモ「建物の中には誰も居なくて、どうしようかと思っていたところだったの。」
![モモ](https://mandala.mamera.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/usa-1.jpg)
やっと、ひと見つけたわ。
本棚の中
まめぴよ「あの、ここも、本の中…なんだよね?」
モモ「私も、少し前について、それを考えていたところ!でも、おかしいわよね、このページには本の登場人物がいないみたい。」
まめぴよ「ディズニーランドは、よく遊びに来ていたんだけれど…本は持ってなかったから、この本の中がどんな世界なのか、ちょっと想像がつかなくて…。」
モモ「私もそう!よく遊びに行ってて、本棚にガイドマップやパンフレットはしまい込んであったけれど、本は持ってないから。」
ふたりは「あ!」と声を出し顔を見合わせました。
まめぴよ「本棚にしまってあるパンフレットとかも、迷い込む対象になるってことかな…」
モモ「そうかも…。今まで、自分の本棚にある本の中ばかりに迷い込んできてたわ…。」
まめぴよ「本、いくつも、旅したの?」
モモ「うん、まぁ、ここで6つめってところかな。本もだいぶ後ろのほうに来てるの。」
モモは、紫色の本をペラペラとめくってみせてくれました。
紫色の切り絵がたくさん貼られています。
「まめぴよは?」
まめぴよ「…えぇと、ここで3つめ。本は、まだこのへん…。」
モモ「そっかぁ、3つめかぁ!それにしても、まめぴよの本、私のより、ずいぶんぶあついよねぇ!」
モモは、目をまん丸くして、まめぴよの黒い本をのぞきこみました。
門
モモ「とりあえず、門の外、出てみようか」
まめぴよは、うなずき、モモのあとをついていきました。
モモ「あ!ほら、見なよまめぴよ!門に切り絵ついてる!」
門には、ホテルを模した黒色と紫色の切り絵が一枚ずつ、ついていました。