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【10日目】100日旅するまめぴよ「The Blue Bird-10」夜

100日投稿

100日曼荼羅アート 10日目-カボチャ

☆現在まめぴよが迷い込んでいる本☆

【青い鳥】メーテルリンク原作
チルチルとミチルの兄妹は、おばあさんに「幸せの青い鳥」を探してほしいと頼まれます。そして、さまざまな国へ旅立ち、各地で青い鳥を見つけるものの、国を出たとたんに鳥は姿を変えてしまい、どうしても連れて帰ることができない。。。

【10日目】100日旅するまめぴよ「The Blue Bird-10」夜

夜の屋敷

今朝目覚めると、まめぴよは古い洋館の前に立っていました。
空は、黒い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうです。
「ここが夜の屋敷か…」
まめぴよは、ガクガクと震える膝をおさえながら、静かに屋敷のウラへ。

水の精の話によると、屋敷の裏には、大きなカボチャ畑。その畑の横に、物置小屋があり、その物置小屋の地下から屋敷へ通じる通路があるという。

物置小屋の通路

この屋敷には、「夜」と「おばけ」が住んでいて、昼間は「夜」は寝ていて、睡眠の必要のない「おばけ」たちは、一日中働いているそうです。
なので、まめぴよが気を付けなけらばならないのは、「おばけ」に見つからないこと。

畑では、遠くのほうで「おばけ」が畑仕事をしているようでした。

「おばけ」ってあれかな?白くて、まるくて、なんだか風船みたいだ。
見た目は恐くないかも。。。
まめぴよは、胸をなでおろしました。

まめぴよは、カボチャの葉っぱに隠れながら無事、物置小屋につきました。ここの地下から屋敷へ進入できます。

地下道をのぞいて、誰もいないことを確認すると、まめぴよは思い切って地下道へ入りました。

3番目の扉

通路は、屋敷のキッチンに通じていました。

次は、キッチンの壁にかかっているカギを使って、
切り絵の置いてある、キッチンから3番目の部屋を目指します。

壁にかかっているカギ棚を見てみると
まめぴよの欲しい『本』のマークのついたカギがありません。
まめぴよ「あれ?ないよ?どうしよう??」

キッチンの出口から、廊下をのぞいてみると、
キッチンから3番目の扉が開いていました。
「開いている…!中に誰かいるのかな…?」

「おばけ」がそこのカギを戻すまで、どこかに隠れて待っていようか…でも、隠れられそうな場所、キッチンにはないし…

と考えている間に、地価の通路から話声が聞こえてきます。
先ほど、畑仕事をしていた「おばけ」たちが戻ってきたのでしょうか。
このままじゃ、見つかっちゃう…!

まめぴよは、キッチンを抜け出し、開いている3番目の扉を目指しました。

書庫

3番目の扉をのぞくと、本棚がたくさん並んでおり、書庫のようです。
扉から見える範囲には「おばけ」の姿は見えません。まめぴよは、3番目の部屋に入り込みました。

まめぴよ「はぁ。。。どうなるかと思った。見つかる前に、はやく切り絵を探そう」

水の精によると、この部屋にある『カボチャ色』の本が、実は箱になっていて、中に切り絵が入っているという。

「おばけ」がいないか確認しつつ、本棚を一段一段確認していきます。
ところで、『カボチャ色』て、実のオレンジ色?皮の緑?のことかな?

  水の精「いい?『カボチャ色』の本、『カボチャ色』の本よ!!」

まめぴよ「うーん。。。」
まめぴよはうなりました。
「お調べものですかな?」
向かい側の本棚から声がしました。
向かい側の本棚に、「おばけ」がいるようです。
まめぴよ「あ、あなたも…ですね?」
とりあえず、話を合わせておこう。
おばけ「えぇ、えぇ、夜さまにホンモノの青い鳥の正体を調べるように言われておりましてな」
まめぴよ「…青い鳥の正体ですか??」
おばけ「この屋敷の鳥の部屋には、たくさんの青い鳥がおりますが、部屋から出ると死にますからな。あなたは何をお調べで?」
まめぴよ「あ、自分は、カボチャ色の本を探していて…」
はっ!、とまめぴよは口をふさぎました。
おばけ「あぁ、カボチャ色の本なら、先ほど奥のデスクの上にありましたぞ」
まめぴよ「あ、ありがとうございます(よかった、バレなかった)」

おばけ「…ん?!カボチャ色の本??」
その「おばけ」は、本棚の上にあがり、上からのぞき込みました。
それを見上げたまめぴよと目が合ったかと思うと、叫びながら、部屋を出ていきました。
おばけ「夜さまー!!!夜さまー!!!侵入者ですー!!!」

「たいへんだ!!」
まめぴよは急いで、奥のデスクへ走りました。
カボチャ色の本は?!
なんと、デスクの上にあったその本は茶色の皮張りの表紙。そして、そのタイトルが『カボチャ色』。
まめぴよ「…そういう意味か」
そこに声がしました。
夜「ドロボウめ、どこにおる!!」

「急がなくちゃ!!」
まめぴよは、急いで『カボチャ色』の本を開き、切り絵を取り出すと、自分の本のページへ貼りつけました。

(お花の切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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