【24日目】100日旅するまめぴよ 「西遊記-12」如来

100日曼荼羅アート 24日目-金木犀

☆現在まめぴよが迷い込んでいる物語
【西遊記】
仙石が石卵から生まれた石ザルは、サルの王になる。
石ザルは、仙術を学ぶため仙人にに弟子入りし孫悟空という名を授かります。天界で大暴れし、如来の五本の指が変じた五行山に封じられます。
それから500年。如来は、下界の乱れを案じ”三蔵の真経”を立派な僧に託すことを決め、如来の命を受けた観音菩薩は取経にふさわしい人物、玄奘を見つけ出します。”三蔵の真経”を授かりに行くことから、玄奘は三蔵と名乗り、天竺をめざして西へ旅立ちました。

【24日目】100日旅するまめぴよ 「西遊記-12」如来

蓮花色の雲海

目を覚ますと、まめぴよは蓮花色の雲海に立っていました。
光に包まれ、美しくまぶしい風景です。
「なんて美しい場所だろう…ここが西天なのかな…?」

目の前に、大きな大きな光が現れてきました。
それは、如来でした。

如来

如来「まめぴよよ、よくぞ無事、西天まで参った。」
まめぴよは如来の前にひれ伏せた。

如来「おもてをあげなさい。…なにか、聞きたいことがありそうだな。」
まめぴよ「如来さま、この黒い本はいったいどういうものなのでしょう?羅刹女から、出口のない旅であること、本が切り絵で成長をし、命を削るものと聞きました、本当なのでしょうか?」
如来「なんとなんと、そのように脅されましたか。」
如来は笑いました。
如来「それでも、あなたは本を手放さなかったと?なぜでしょうか?」
まめぴよ「本で出会った人たちは、自分に良くしてくれていて。その人たちは、旅を続けること応援してくれていたから。それから、この本、とてもだいじな気がして…。」
如来「そうですね。あなたは本の世界へ入った目的を見失っていますが、その本があなたの心と繋がっていることは、お分かりのようですね。」
まめぴよ「心と繋がってる…?」
如来「そして、羅刹女は、ひとつだけ正しいことを言っていますね。」
まめぴよは、ゴクリとつばを飲み込みました。
如来「本は、切り絵で成長します。」

黄色の本と青い本

如来「本が切り絵で成長するということが、どういうことか、分かりますね?」
まめぴよ「…はい。」
まめぴよは、改めて自分の黒い本を見つめました。

まめぴよ「それならば、如来さま、お願いがあるのです。」
まめぴよは、牛魔王の机の上からうばってきた”黄色の本”と”青い本”を取り出しました。
如来「あぬし、旅人の手放した本を牛魔王のもとから、うばってきたのか。」
まめぴよ「この2冊の本をもとの持ち主の方々にお返しいただくことは可能なのでしょうか?」
如来「本来、本を手放したものに本は戻りませんが、あなたが望むのであれば、それらを返すことは可能となりましょう。」
まめぴよ「はい、元の持ち主のもとへお返しいただくことを望みます。」
如来「よろしい。八大金剛たちよ、これらの本を元の持ち主のもとへお届けなさい。」

香風に乗って八大金剛たちが目の前に現れ、まめぴよから黄色の本と青い本の2冊の本を受け取ると、再び香風に乗って消えていった。

本の持ち主

如来「牛魔王が、旅人の本を集め始め、どうしたものかと思っていたところでした。礼を言いますよ。」
まめぴよ「どうして、牛魔王があの本を手に入れると、牛魔王が作りたい世界を作れるのですか?」
如来「本の外からの旅人らの持つ”特別な本”とは、ひとつに、持ち主を”目的”へと導く力があります。しかし、本当の持ち主の心と繋がるものですので、牛魔王が1冊手に入れたとしても”目的”へ導く力はそう強大ではなかったのです。そのため、何冊も本を集めようとしていたのでしょう。」

如来「さぁ、そろそろ時間です。」
如来は、まめぴよの目の前に切り絵を出現させた。
如来「1ページ1ページ、しっかりとお進みなさい。」

まめぴよ「まだ、お聞きしたいことが…」

如来は微笑み言いました。
「たとえ道が見えなくとも、進むべき道はあなたが見つけ、あなたが歩んでゆくのです。」

如来が、そっと手を合わせると、あたりは、光に包まれていきました。

(お花の切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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