【8日目】100日旅するまめぴよ「The Blue Bird-8」イヌ

100日曼荼羅アート 8-ヒマワリ

☆現在まめぴよが迷い込んでいる本☆

【青い鳥】メーテルリンク原作
チルチルとミチルの兄妹は、おばあさんに「幸せの青い鳥」を探してほしいと頼まれます。そして、さまざまな国へ旅立ち、各地で青い鳥を見つけるものの、国を出たとたんに鳥は姿を変えてしまい、どうしても連れて帰ることができない。。。

ヒマワリ畑

目覚めると、見渡すかぎりのヒマワリ畑が広がっていました。
たくさんのヒマワリが、風にあわせサラサラと歌ているようにも見えました。

まめぴよ「ヒマワリのお花って、元気が出てくるなぁ。。。」

まめぴよは、ニコニコしながら、ひまわり畑の小道を歩きだしました。

イヌの精

「におうぞ、におうぞ!!」

 ガサガサガサ、と、ヒマワリ畑の中から音がして、燕尾服姿のイヌがピョンと飛び出してきました。

まめぴよ「わぁ!びっくりした!!」
イヌ「おや、失礼。ひとちがい。おかしいな、パンの香りがしたもんで、パンの精がパンを届けに来たかと思ってしまいまして。あなたは?」
まめぴよ「はじめまして、まめぴよです。パンの匂いは間違いじゃないよ、パンの精さんから貰ったから。よかったら、一緒に食べる?」
イヌはよだれをダラダラたらしています。
イヌ「よ、よろしいのですか?なんとありがたい!!」

ささ、こちらへ参りましょう、と、イヌはひまわり畑に囲まれた小高い丘へ、まめぴよを誘いました。そして、チェック柄の布を広げ、さぁどうぞ、と座らせてくれました。

小高い丘で感じる風は心地よく、そこからの景色も格別でした。
まめぴよ「ヒマワリ畑が、黄色く染まったの海のようだね」

ヒマワリシロップ

まめぴよがカバンからパンを出すと、イヌは小瓶を取り出しました。
イヌ「こちらはね、先ほど畑で集めていたヒマワリの種です。こちらをスプーンで8回かき混ぜると…」
小瓶の中のヒマワリの種は、みるみるうちに、トロトロとした液状になりました。
イヌ「さ、ヒマワリシロップの出来上がりですよ。これをつけてお召し上がりを。」
イヌは、まめぴよの手にしたパンに、そのシロップをたっぷりとかけてくれました。
まめぴよ「…いただきます」
ヒマワリシロップの味は、ハチミツにも似ていましたが、ナッツのような香ばしさもあり、パンと相性抜群のシロップでした。
まめぴよ「これ、とっても美味しいよ!」
イヌはニッコリ笑いました。

黒い本と旅の長さ

イヌ「ところで、あなたさまは、もう目的をお済ませで?」
まめぴよ「目的?ここにきて、分からないだらけなのだけど、それって、どういうこと?」
イヌ「あなた、ご本をお持ちでしょう?」
まめぴよ「本ってコレのことだよね?」
まめぴよは、カバンから黒い本を取り出しました。
イヌ「なんと、黒い本をお持ちでしたか…!しかも、結構な厚みがございますね。」
まめぴよ「重さもずっしりだよ。」
イヌ「ふむふむ、開くページは、まだここですか‥‥」
イヌは、大きく息を吸って、鼻から大きくふーっと息を吐き、言いました。
イヌ「これは、長旅になりそうですな。めげずに進んでくださいよ。」
まめぴよ「長旅?本の中から出るのに時間がかかるってこと…?」
イヌ「、、、あなた次第でもございますが。」

イヌ「ま、あせっても仕方ありません。歩みは、一歩一歩。1ページ1ページなのです。」
イヌは、まめぴよの背中をポンとたたきました。

イヌ「さ、先へおすすみなさい。」
イヌは、まめぴよが開いている本のページに、切り絵をそっと置いてくれました。

(お花の切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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