【91日目】100日旅するまめぴよ 「古事記-11」国造り

100日曼荼羅アート 91日目-スクナビコナ

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
【古事記】
現存する日本最古の歴史書とされている書物。上・中・下の全3巻からなる。
和銅5年に太安万侶が編纂して、元明天皇へ献上された。
青空文庫・現代語訳 古事記
・・・そんな最古の書物に迷い込んだまめぴよは、どんな出会いをしていくのか……?
まめぴよはアレンジ&簡潔にしてしまった古事記を旅して進んでいきますので、ぜひ、現代語訳古事記の本自体を、お手に取ってみてくださいね!なるほども、残酷も、さまざまでたいへん興味深い内容でいっぱいです、ぜひ!


現代語古事記

【91日目】100日旅するまめぴよ 「古事記-11」国造り

スクナビコナの神

目を覚ますと、美しい岬に居ました。
穏やかに、波の音が聴こえてきます。

まめぴよ「こんどはどこに来たんだろう?」
すると、うしろから声を掛けられました。
大国主「もしや、まめぴよさんか?」
まめぴよ「あ、オオナムチさん!」
振り返ると、あのオオナムチが従者を連れて散歩中のようでした。

大国主「久しぶりだね。私はいまや、大国主と名乗っているよ。」
まめぴよ「ついに、大国主さんになられたんですね!」

大国主のはなしによると、ここは、大国主の治める出雲の美保の岬

海を眺めつつ、大国主となった経緯のはなしを聞いていると、
波をかき分け、 小さな何かが、プカプカと近寄ってくるのが見えました。
よくよく見てみると、小さな葉っぱの船に、 何かが乗っているようです。

まめぴよ「あれは、なんでしょうか……?」
まめぴよは、岩をいくつか渡り、その小さな葉っぱの船に近寄りました。

それは、ガガイモの葉で作った小船に乗り、
ガの羽の衣を着た、小人神でした。

まめぴよは、その小人神に手の上に乗ってもらうと、
大国主のもとへ連れていきました。

大国主「おぬしは何者じゃ?」 
大国主は尋ねましたが、小人神は何も答えません。

大国主の従者たちも、その小人神の名を知りません。

すると、近くにいたヒキガエルが言いました。
カエル「そのものの名は、カカシの神クエビコが、ご存じでしょう。」
大国主「確かに、クエビコはカカシで動くことはできないが、この世の中をすっかり知る神だ!」

そこで、そのカカシの神に尋ねにゆくと、こう答えました。
カカシ「その小人神は、神産巣日神かむむすびのかみの御子さまである少名毘古那神すくなびこなのかみ(スクナビコナ)でしょうな。」

そういうことなので、大国主は、神産巣日神かむむすびのかみを訪ねることにしました。

国造り

スクナビコナを、まめぴよの頭の上に乗せて、
大国主とまめぴよは、神産巣日神へ直接会いに行きました。

すると、神産巣日神かむむすびのかみは言いました。
「ほんとうに私の子です。数多い子の中で、手の隙間からこぼれ落ちた、子に違いありません。」
そして、続けて言いました。
「スクナビコナよ、この葦原中国あしはらのなかつくにアシハラシコヲのみこと(大国主のこと)と兄弟となりて、共に国を造りあげなさい。」
スクナビコナは、だまってうなづきました。

そういうことで、
大国主はスクナビコナと共にこの国を造り堅めることとなりました。

スクナビコナ「おぬしの頭の毛は 心地が良い。」
まめぴよ「それはよかったです。」
スクナビコナは、まめぴよの羽毛が気に入り羽を一本くれと言うので、
まめぴよは柔らかな頭の羽の毛を一本ぬくと、スクナビコナにあげました。
「これは、礼だ。」と、口数の少ないスクナビコナは切り絵を差し出しました。

まめぴよ「ありがとうございます。国造りがんばってくださいね。」
スクナビコナ「まかせておけ。」

まめぴよは、ニッコリ笑って一礼すると、
切り絵を新しいページに貼りつけました。

その後、大国主とスクナビコナは、協力して国を造りあげていきました。
ともに知識・知恵が豊富でありましたので、
医療・医薬、酒造、農業、温泉、まじないなど、
多くの事業のもとを作っていったといいます。

しかし、国作り半ば……、
スクナビコナは「帰る時期が来た。」と、突然言って、

「自分の役目は終わった。よい国を造り上げきれ。」と、
粟の茎にのぼり、その弾力を使って
水平線の向こうの側にある常世とこよの国(神々の住まう永遠の世界)へ
ぴゅいっと飛んで帰って行ってしまいました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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