【46日目】100日旅するまめぴよ 「オズの魔法使い-2」ドロシー

100日曼荼羅アート 46日目-マンチキンの国

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
オズの魔法使い
ドロシーと飼い犬のトトは、ある日竜巻に巻き込まれ、家ごとオズの国に飛ばされてしまいました。カンザスの自宅に帰るねがいをきいてもらうため、大魔法使いのオズ大王に会うためエメラルドの都をめざします。それぞれに願いごとを持った、かかし、ブリキの木こり、ライオンと共に旅する物語。
(登場するキャラクターや内容・解釈は、ななのアレンジが結構加わっておりますので、ぜひ原作の『オズの魔法使い』のストーリーも読んで楽しんでみてくださいね!)

【46日目】100日旅するまめぴよ 「オズの魔法使い-2」ドロシー

マンチキンの国

目を覚ますとそこは、緑の芝生の上でした。
あたりを見回すと、たくさんの家々やトウモロコシの畑があります。
どの家も青色、青色の柵、様々なものが青色の国でした。

少し離れたところから、へんちくりんな格好をした小さな男たちが
まめぴよの様子をうかがっていました。
小さな男たちは、みんな青色の服を着ていて、
小さな鈴をたくさんぶら下げたまるいつばの三角帽子をかぶっています。

「おぉ!目が覚めたようですぞ!」
「ドロシーさんに伝えに行こう!」

チリリチリリと音を立てながら、男たちは去っていきました。

ドロシー

少しすると、青と白のギンガムチェックのワンピースを着た少女が、
イヌを抱えて走ってやってきました。

ドロシー「いたいた!!」
少女は右手を差し出し言いました。
ドロシー「こんにちは!私はドロシー。あなた、本の外からの旅人って、ほんとう?」
まめぴよも、右手を出しあくしゅをしました。
まめぴよ「こんにちは、まめぴよです。本の外から…です。」

ドロシー「お会いできてうれしいわ!ちょうど旅に出る準備をしているところだったの!わたしたち、同じ旅人ね!」
まめぴよ「エメラルドの都をめざすんだね。」
ドロシー「そう!オズ大王に会いに行くのよ!あなたよく分かったわね!」
まめぴよ「うん、ずいぶん前になるけど、『オズの魔法使い』は、うちの本棚にあって、何度も読んだから。」

ドロシー「ねぇ、旅に出る前に、私のお家でお話しましょうよ!」
ドロシーは、家へ招待してくれました。

ドロシーの家

ドロシーの家へ向かう道の途中、
小川でプチプチと音を立てる冷たいソーダ水を汲み、
赤や紫のちいさな木の実と、いい香りのする青い葉っぱををつんで帰りました。

ドロシー「さぁ、ついた。これが、わたしのお家よ!」
まめぴよ「お家、ぜんぜん壊れなかったんだね。」
ドロシー「ほんと!じょうぶなお家で助かったわ!」
ドロシーは、カンザス地方から家ごと竜巻で飛ばされ、マンチキンの国へ落ちてきたのでした。

ドロシーは、いい香りのする葉っぱをパチンと手でたたいてつぶすと、
つんできた木の実と、いっしょにグラスへ入れました。
そして、そのグラスに小川でくんできた冷たい水を注ぎました。

すると、グラスの中でパチパチと音を立てる水が、
美しい赤紫色に色づき、青い葉っぱから爽やかな香りが漂ってきました。

ドロシー「さぁ、めしがれ。」
まめぴよ「わぁ、すごく爽やかな香りだね!甘くて美味しい!」
ドロシー「そうそう!旅に出る前には、心も身体も整えなくちゃ!」

エメラルドの都へ

ドロシー「ねぇ、あたなも、エメラルドの都をめざす旅をするのでしょう?」
まめぴよ「えぇと、とくに、エメラルドの都をめざす予定ではないんだけれど……。」
ドロシー「あなたも、オズ大王に、本の世界から出たいと、お願いをしにきたんじゃないの?」
まめぴよ「あなたも、って、他にもいたの?」
ドロシー「この本にやってきた旅人は、その願いをきいてもらうために『オズの魔法使い』の本にやってきて、エメラルドの都をめざすんだって、マンチキンの人たちから聞いているわ。」

まめぴよ「そういう理由で、本を選べたりするのかな…?けれど、オズ大王に、そういうお願いって、きいてもらえるのかな…?」
ドロシー「詳しくは分からないけれど……、今より悪くなる心配はないわ!一緒にエメラルドの都へ行きましょうよ!!」
まめぴよ「今より悪くなる心配はない…、そう言われてみるとそうなのかな…。」
ドロシー「はやく自分の世界に帰りたいわよね、あなたの気持ち、よく分かる!私も、はやくカンザスに帰りたいもの!オズ大王に会えたら、私が、まめぴよのことも頼んであげるわ!」

まめぴよは、少し考えて言いました。
まめぴよ「帰れるなら、早く帰りたいって思ってたんだけど……、でも、いまはね、探すものがあるから、本の世界の旅を最後まで続けたいなって、思いはじめたんだ。」
ドロシー「……まぁ!そんなことを考えているだなんて!」
ドロシーは、目をまん丸くして驚きました。
ドロシー「いつまで続くか分からない本の世界の旅を最後まで……!そんな意志をもつなんて、あなたってすごいわ!すばらしい!!」
褒められ慣れないまめぴよは、すこし照れました。

ドロシー「一緒に旅に出られないのは残念だけど、わたし、あなたを応援してる!」
まめぴよ「ごめんね、どうもありがとう。」

ドロシー「探しもの、見つかりますように!」
ドロシーはニッコリ笑うと、切り絵を差し出しました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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