【34日目】100日旅するまめぴよ 「星の王子さま-2」王様

100日曼荼羅アート 34日目-時計

☆現在、まめぴよが迷い込んでいる物語
星の王子さま
フランスの作家であり飛空士でもあったサン=テグジュペリによって書かれた物語。
砂漠に不時着した飛空士が、宇宙のどこかの星からやってきた小さな王子さまと出会います。

【34日目】100日旅するまめぴよ 「星の王子さま-2」王様

王様

「……おい!…おい!そこのもの!」
まめぴよは目を覚ましました。
まめぴよ「あなたは…?」
王様「わしは、王じゃ!そちに起きることを命ずる!!」

まめぴよは、ぼんやりした頭をブンブンと左右にふったあと、起き上がりました。

目の前には、緋色の衣装にオコジョの白い毛皮をまとった
金色でピカピカの冠をかぶった人物が、
見事でおごそかな玉座に座っていました。

まめぴよ「はじめてお目にかかります、王様。」
まめぴよは、深々と一礼をしました。

命令

王様は、ひとりで小さな星に住んでいました。
そして、すべての星の王であり、全宇宙の王であると言っています。

王様「権威というものは、理屈でかなうことで成立するのじゃ。」
王様は語り始めました。
王様「命じられたものが実行できなかったとすれば、それは、わしの責任じゃ。それぞれができることを、わしは命じなければならない。わしの命令が理屈にかなっているから、誰もがわしの命に従う。」
王様は満足そうに、ヒゲをなでました。
王様「そして、おぬしが先ほど目を覚まし起き上がったのも、わしの命が理屈にかなっていたからじゃ。」

まめぴよは、ややこしいお話が苦手でした。
なるほど、と思えるような、思えないような、王様の話はそんななお話でした。

家来

そして、ふと王様の隣にある宝石のたくさんちりばめられた置き時計が気になりました。とても美しく奇麗な時計ですが、15時を指したまま止まっているようです。
まめぴよ「王様、その立派な置時計はなぜ止まっているのですか?」
王様「この時計は、手にしたときには動いていたが、数か月後には止まってしまったのだ。とても気に入り、大切にしていたというのに、このようなことがあろうか!」
王様は顔を赤らめて怒ってしまいました。
まめぴよは時計に近寄って王様に答えました。
「王様、…たぶん、時計のウラにあるねじを回してあげると、動き出すと思います。」
王様は、目をつむり、だまってヒゲをさすりました。

王様「おぬしはどこから来た?質問に答えることを命ずる。」
まめぴよ「わたくしは、本の外からやってきました。」
王様「よしよし、そうであったか!それでは、本の外からの旅人よ、そちを、わしの家来に任命しよう。」
まめぴよ「家来、ですか?家来とは何をする人ですか?」
王様「家来とは、わしの星にいて、わしのために働く者じゃ。まずは、時計のねじを回すことを命じる。はやく時計を動かすのじゃ。」
まめぴよ「大変申し上げにくいのですが……、この黒い本を持って旅を続けることを決めていますので、家来にはなれません。」
まめぴよは、王様の時計のねじを回してさしあげてから、この場を去ろう!と、思い、時計のネジに手を伸ばしましたが、途中で手を止めました。

そして、勇気を出して言いました。
まめぴよ「王様。この時計のネジは、ご自分でお回しください。」
ぺこりとまめぴよは頭を下げました。

すると、小さな小さな流れ星と共に、1枚の切り絵がまめぴよの足元へと飛んできました。

(切り絵はTwitter Instagramにて、今夜UP予定)

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