【3日目】100日旅するまめぴよ「The Blue Bird-3」砂糖&ミルク

100日曼荼羅アート 3-スノーフレーク

【3日目】100日旅するまめぴよ「The Blue Bird-3」砂糖&ミルク

【青い鳥】メーテルリンク原作
チルチルとミチルの兄妹は、おばあさんに「幸せの青い鳥」を探してほしいと頼まれます。そして、さまざまな国へ旅立ち、各地で青い鳥を見つけるものの、国を出たとたんに鳥は姿を変えてしまい、どうしても連れて帰ることができない。。。

3ページ目のめざめ

”時”からもらった切り絵で、再び暗闇に包まれたまめぴよ。
3ページ目に到着し、目を覚ましました。

目を開けると、森の小道に立っていました。
あたりには誰もいません。

「…この本から出るためには、最後のページまで行かなくちゃなんだよね。切り絵を持っている人、探さなくちゃ」

まめぴよは、小道をすすんでみることにしました。
小鳥がさえずり、お日さまがまぶしいです。

風は冷たいですが、
木々の葉が顔を出し始め、春のはじまりの様子です。

小さな小屋

小道をすこしゆくと、一軒の小屋が見えてきました。
まめぴよは、小屋を訪ねてみることにしました。

「ごめんくださーい」

ギィィィ…と、扉が開きました。

砂糖とミルク

女性「あら?」
まめぴよ「こんにちは、まめぴよといいます。ちょっと探し物をしていて…」

女性「あなたが、まめぴよさん!ささ、おあがりになって!」
まめぴよ「どうも。。。」
小屋の中には男性もいました。
男性「”時”から話は聞いているよ!」

まめぴよ
まめぴよ

なるほど。他のページにお話をつけてくれてたのか。
”時”さん悪い人じゃなかったんだね。

砂糖「泣き虫がくるって言ってたからさ!どんな奴が来るかと思ってたよ!」
あっはっはと砂糖は笑いました。

まめぴよ
まめぴよ

時の番人!!いい人でもないな!!

女性「私は、ミルクの精。よろしくね。」
男性「私は、砂糖の精だ。」
まめぴよは、ふたりと握手をしました。

まめぴよ「あの、さっそくなんですけど…」

ミルク「ささ、こちらに座って!私たち特製のホットミルクをごちそうするわ!」
砂糖「たっぷりの甘さに仕上げてあげるよ。」

まめぴよ「…あ、あの、甘さはひかえめで」
ふたりにまめぴよの弱弱しい声は届きませんでした。

ミルク「さぁ、めしあがれ。」
ミルクは、ポカポカのカップを差し出してくれました。

パールがかったような、キラキラとした、
なんとも美しい白色をした美しいミルクでした。

まめぴよ「…いただきます。」
とっても甘いのに、甘すぎないような、まろやかなミルク。
まめぴよ「こんなに美味しいホットミルク飲んだことがないよ!」
まめぴよは、ごくごくとホットミルクを飲みました。

砂糖とミルクは顔を見合わせ、とてもうれしそうに笑いました。

ミルクを飲んだら、不思議と心が落ち着いて
やっと、安心できたような、そんな気分になりました。

大切な役目

砂糖とミルクは、他の、ネコの精や犬の精、パンの精など、仲間たちの話をおもしろおかしく話してくれました。とても楽しい時間でした。

まめぴよ「ところで、君たちは、どうしてここにいるの?」
砂糖「チルチルとミチルを手伝うために、青い鳥を探しているんだよ。他の精たちもおなじさ。」
ミルク「そう、大切な役目。そういう役目の住人なの。」

まめぴよ「そっか、本の中の住人だっけ。役目があるんだね。」
”役目”と聞いて、まめぴよは自分の仕事のことを思い出しました。
まめぴよ「そうだ、早く家に帰らないといけなかったんだ…」

砂糖「その帰りたい場所に、君は大切な役目があるのかい?」

まめぴよ「そりゃもちろん、勤めてる会社に仕事が…」
と、言いかけて、
大切な役目?自分に、役目はあったのかな?
毎日の生活、どうだった?と本に入る前の生活を思い返そうとしましたが、
なんだろう、頭がフワフワして、よく思い出せません。

砂糖「君は、黒い本を持っているだろう?それは特別な本だよ。」
まめぴよ「この本が…?」
まめぴよは、黒い本を開きました。 
相変わらず、何も書かれていない本のページ。

昨日の”時”の言葉が思い出されます。
「この世界に足を踏み入れたのは、お前が望んだから」

ミルク「あなたが本の中に来たのには、ちゃんと理由がある。」
と、ミルクは微笑み、
お花を形どった切り絵を、そっと黒い本のページに置きました。
(お花の切り絵はInstagramにて、夜にUP予定)

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